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ISO認証取得支援コンサルタント|タテックス有限会社 舘 喜久男

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 Q&A目次 > 認証取得活動(事前準備) > コンサルタント利用 > 受審 > 認証機関選定のポイント > 受審後の運用

このページは、ISO認証取得のFAQ(Frequently Asked Question よくある質問)を掲げています。

認証機関選定のポイント(1) 審査方針を確認しよう

 認証機関の審査員は、コンサルタントの審査立ち会いを必ずしも全員が歓迎していません。それは、コンサルタントのレベルが高ければ、審査上の欠点やミスなどを指摘される可能性があるからです。しかし、前向きな認証機関や審査員は受審企業の要望であれば受け入れています。当然、被監査人は受審企業の担当が担う必要があり、コンサルタントは直接発言することはできません。それでも、コンサルタントが同席していれば、空き時間などにその場でアドバイスをしてもらえるので心強くなりますし、有益な対応方法を取ることが可能となります。したがってコンサルタント同席の可否を認証機関選定の際に確認しておくことも重要なことです。

 認証機関は日本に70社以上あるが、その審査方針などにかなりの違いがある事も事実です。認証機関を大きく分類すると、日本系と外資系に分けられます。日本系はさらに公共系と民間系があります。公共系というのは、財団法人など国の外郭団体の関連組織が行っているケースであり、民間系は民間会社が行っているケースです。また、外資系でも英国系をはじめヨーロッパ系、その他世界中から日本に進出してきています。このように、生い立ちや出身地などがまったく違う背景から、認証機関の方針もかなり違っているのは当然と言えます。したがって、自社の方針と合う認証機関をしっかり選ぶことは重要な要素となります。


認証機関選定のポイント(2) 審査員の考え方、レベルを見抜く

 認証機関によってかなりの違いがあることに加え、同じ認証機関でも審査員によっていろいろな人がいるのも事実です。当然、認証機関としても審査員の教育/訓練を行っていますが、それでも審査のバラツキがでてくるのは避けられません。
 審査員の平均像は、大企業を定年または早期定年で辞めるか、出向などで認証機関に再雇用されているケースが多いかもしれません。審査員のなかには、審査の前から今日は不適合の指摘を何件以上と目標を持って審査に臨む人もいます。指摘件数を審査員の間で自慢し合っている場合もあるようです。そのような審査員はごく少数としても、そんな審査員に審査された企業は有りがた迷惑です。
 もちろん、企業の本質的な問題点をしっかり指摘してくれて、感謝される審査員がいる事も事実です。
出身や経歴など、さまざまな人が審査員をしているので、ある程度のバラツキはでるのはしょうがないとして、そのような中でも熱心に審査員教育を行っている認証機関の審査員は、確かにバラツキは少ないと言えます。ぜひ、そのような認証機関を選びたいものです。


認証機関選定のポイント(3) 審査員はコンサルティングをしてはいけない

 一部の審査員ではあるけれども、自分がとても偉い人と勘違いしている方がいます。  ある地方の企業で某認証機関の審査員が「先生」と呼ばれて審査をしていたところ、審査で問題点を見つけました。すると得々として、自分の過去の話を始めました。その審査員が以前某大手自動車メーカーの品質管理部長をやっていた事から始まり、そのメーカーの品質レベルを上げたのは自分である事を自慢しはじめました。そして、審査をしている会社に自分の経験に基づく品質管理の方法を行うように、審査先に押し付けをはじめたのです。
 審査員は、審査企業にこうしなきいとか、ああしなさいとかの指示をしてコンサルを行うことは、厳に禁じられています。審査員の任務は、ISOの規格に合っているかどうかを判断するのが仕事です。しかし、実際は過去の自慢話から始まって、頼みもしないのにいろいろと指示をしてくる審査員が一部で存在するのも事実です。不愉快であれば、認証機関、認定機関に訴え、その審査員をクビにしてやればよいでしょう。


認証機関選定のポイント(4) 規格の要求事項にない指摘はいかがなものか

 審査員からもし、規格の要求事項にない指摘、指示を受けたら、最初に聞くべき事は、「それはアドバイスですか、それとも規格から外れる指摘事項ですか?」と確認する事です。もし、アドバイスであると答えたら、「ありがとうございます。検討させていただきます」と答えて、役に立つと思えば、活用すればよいですし、当社には必要ないと判断されれば、無視してかまわないのです。
 ところが受審側のISO事務局のなかには、せっかくお金を出して審査でコメントをいただいたのでと、推奨事項でも何でもかんでも受け入れで、システムを膨らませ続けている場合があります。
 特にがISO専任の社員がISO事務局をしているところにそうした傾向があります。その背景には自分の仕事を確保し、システムを難しくし、自分の立場を確保するといった考えが働いているようです。
 もし、指摘事項であると答えたら、「それは、どの規格要求事項の指摘か教えていただけないでしょうか?」と、丁寧に聞けばいいのです。そして、その規格要求事項を確認して、そこにそのような要求がなければ不適合の指摘とは言えない場合もあるのです。一度このような質問をしておくと、以後は慎重になって、審査員も要求事項に沿った審査を行うようになるでしょう。
 それでもしつこくしてくるなら、認証機関、認定機関に訴え、その審査員をクビにしてやればよいでしょう。


認証機関選定のポイント(5) て、に、を、はを校正するより、マネジメントシステムを改善する指摘

 ある認証機関の審査員が、審査先に現れ、開口一番「この品質方針は、動詞が書いていないのでダメだ」と言われました。「社長は、社員にわかるように、すぐに直しなさい」との指摘をしました。 このような調子で、品質マニュアルの「て、に、を、は」を一生懸命直してくださった。
 この審査員は、文学部出身の方かどうかは知らないけれども、実際にこのような指摘を一所懸命行っている審査員は存在します。また、「ハンコの押し忘れ」を専門に指摘する審査員もいます。理由は指摘しやすいからです。何を指摘していいか分からないから、ISOの規格とマニュアルを対比して、一字一句調べて、足りない言葉がありますね。と鬼の首をとったように指摘する審査員もいます。
 このような「文書の校正専門家」では、ISO文書のつくり方は多少うまくなったとしても、マネジメントシステムの問題点は改善されません。
 「その会社のキープロセスは何か、このマネジメントシステムはどこに着眼して問題を改善すればよいシステムになるのだろうか」といった観点で的確な指摘をしてくれれば、企業としても気づきにつながり、その指摘を改善すれば、有効なマネジメントシステムに変化していきます。

 ISOは名刺にISO取得を印刷する「広告宣伝費」だけではもったいないです。ぜひ、マネジメントシステムの本質的な部分での審査を受けられる認証機関・審査員を選びたいものです。
 ある認証機関は、顧客への営業や事務対応は迅速で、例えば見積書を依頼すれば、翌日には回答が届いていました。また値段も業界平均より大幅に安かった。しかし、審査自体は文書校正型の審査が多く、現場をほとんど知らない審査員で、質の高い審査とは言えないものでした。
 これに対して、別の認証機関は、顧客対応はお世辞にもいいとは言えませんでしたが、審査ではマネジメントシステムの本質的な部分での指摘をしてくれました。さらに、あまり、文書の一字一句を問題にする事は少なく、気がついても口答で触れる程度で、企業の自主性を重んじる審査を行っていました。このように、個々の認証機関で特徴があり一長一短あるのが現実なのです。事前に認証機関やコンサルタントの話などを聞いて、自社の考え方と合う認証機関を選ぶようにすることが大事です。


1.認証取得活動の推進(事前準備)に関するFAQ

認証取得活動の推進(事前準備)に関するFAQは、受審に関するFAQを参照下さい。

2. 受審に関するFAQ

 受審に関するFAQは、受審に関するFAQを参照ください。

3. 受審後のマネジメントシステム運用改善に関するFAQ

 受審後のマネジメントシステム運用改善に関するFAQは、受審後のマネジメントシステム運用改善に関するFAQを参照ください。



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